遊牧民について

 

大自然と遊牧民が育てたヤク。

冬が厳しい極寒のモンゴルの高地で、美味しい草をたくさん食べて遊牧民が育てています。

そしてこのヤク1頭から一年間でたった250グラムしか採れない希少なヤクのうぶ毛。

このうぶ毛を使えるように処理すると60グラムになってしまいます。

当店のヤク製品は、すべての商品が、そのヤクの毛をまったく染めずに、 天然の毛色そのものを使って編まれています。

 

現地のファッションブランドUUJINのプロデュースしたヤクのファッション

~日本での取り扱いは当店だけ~

  • 上質なヤクの製品は、持っていれば一生使える飽きのこない流行に左右されにくいデザイン。何年たっても味わいが深くなり、人の体臭も吸収してくれるのは天然素材だからこそ。
  • カーディガンでもコートのようにあたたかく重宝します。一度着用してみるとその素材の良さに離れられなくなる方がほとんどです。
  • 色は天然のヤクの毛そのもの、すべて100%の天然素材です。ふわふわであたたかく、チクチクしない、やわらかいヤク毛糸の 良さを味わってみてください。

<ヤクの毛糸とは>

店主の佐々木ハスゲレルは内モンゴル出身。現在は日本に来てモンゴルの歌や文化を広げる活動をしています。
幼い頃から両親と一緒に内モンゴルで遊牧民の生活をしてきました。
学生時代からモンゴル国にて生活し、
ヤクからうぶ毛をすき取る
そのうぶ毛から、不純物を手で丁寧に取り除く
そしてふわふわに出来上がったヤク毛の綿から糸を編む
そんな遊牧民の暮らしに接しながら昔ながらのヤクの毛を愛する文化に接してきました。

日本ではまだ「ウール」や「カシミヤ」ほどメジャーではなく、知られていないヤクの毛糸ですが、一度ヤク製品を購入し着用したお客様からは
「とても暖かくてもう手放せない」
「やわらかくて肌触りがとても良い」
「1枚羽織るだけでコートが不要なくらい温かい」
と、リピーターさん続出のヤク製品です。

当店はこの素晴らしい天然素材の良さを日本の方に知ってほしいという思いで、全国へ販売をしています。

何がちがうの? ヤク・カシミヤ・ウールの違い

当店で取り扱っているヤクニットの製品は、天然のヤクの色そのものを使っており、染色していません。世界にひとつだけ、自分だけのヤクの色を使ったニットで、希少価値を楽しむことができます。また、ヤクはカシミヤに比べて草の根っこまで食べないので、地球にやさしく、砂漠化を防ぐ動物とも言われています。

  • 繊維が細くやわらかいので肌触りが良く、チクチクしません。 繊維の太さは、約14〜20ミクロン。カシミヤと同程度かわずかに太いくらいです。 そのため、肌触り・暖かさと丈夫さを兼ね備えた製品が特徴です。 保温性・保湿性が高く、暖かさは絶品で薄いニット製品でもコートのように温まります。
  • ウールに比べて繊維が細いので保温性に優れています。 繊維の太さは、約12〜20ミクロン。 繊細な糸なので、取り扱いに注意が必要です。 現在は世界で量産されており、希少価値という点ではヤクに劣ります。 カシミヤヤギが増えたことによって、特に内モンゴルでは砂漠化という環境破壊が進んだということも事実としてあります。
  • 毛玉ができにくく丈夫なので取り扱いが楽。 繊維の太さは、約20〜25ミクロン。 しっかりとした厚みと暖かさがありますが、少しチクチクすると感じる人が多い。 安価なので量産できます。 ※ ちなみに人の髪の毛の太さは、70〜80ミクロンです。
 ヤクカシミヤウール
肌触り★ ★ ★★ ★ ★
暖かさ★ ★ ★★ ★ ★★ ★
光沢★ ★★ ★ ★
薄さ★ ★ ★★ ★ ★
強度★ ★★ ★ ★
天然の色合い★ ★ ★★ ★
希少価値★ ★ ★★ ★

当店のヤクニット4つの特長

  • 1 チクチクしない、やわらかく温かい肌触り

    天然のヤク毛はふわふわと繊細な毛糸なので直接肌にふれても チクチクしない、あたたかいと言われています。 極寒のモンゴルの遊牧民が愛した暖かさで あなたの冬のファッションをおしゃれに楽しんでいただけます。
  • 2 色を染めないヤクの個性そのものが商品

    天然のヤクからとったうぶ毛だけで糸を作り、編まれていますので 天然の色そのものを身にまとっていただけます。 そのヤクの毛色は同じ商品でも微妙に違うので世界にひとつの あなただけのヤクの色をお楽しみいだだけます。
  • 3 希少なヤクの毛糸は地球にやさしい

    草の根まで食べないヤクは地球にやさしい動物といわれています。 そのヤクを現地の遊牧民が、ひとつひとつ丁寧にうぶ毛をすいて、 手作業でゴミや太い毛を取り除き、そのまま毛糸にした オーガニックな製品です。
  • 4 ニオイも吸収してくれる優れもの

    足のニオイの原因である、イソ吉草酸、アンモニア、酢酸の3つのガスを99%吸収する 効果があることが検査から分かっています。 実際にヤクの靴下は、お客様から一週間以上履き続けても臭くないという報告があります。

 

店主 プロフィール

 遊牧民代表・佐々木ハスゲレル(内モンゴル自治区オルドス市出身)

モンゴル出身の佐々木ハスゲレルです。音楽大学でモンゴル民族楽器を学び、主人と知り合い日本にお嫁にきました。その後、故郷になにかしたいという思いで、内モンゴル自治区の病院を支援したり、学校へ行けない子どもたちの支援などをしてきました。モンゴルの遊牧民は、ゲルをたてて住み、ヤクの世話をしながら、草原を移動して暮らしています。彼らは極寒の地にありながら、上質なヤクの毛糸のおかげであたたかく過ごしています。ヤクは、草の根っこまで食べないので、大地の砂漠化を防ぐ地球にやさしい動物です。この100%オーガニックのヤク毛糸の良さを日本に伝えたくて「遊牧民」をはじめました。

■プロフィール

①  モンゴル国へ留学

1990年にモンゴル国ウランバートルへ行き、音楽大学でモンゴル民族楽器を学びました。しかし、音楽では食べていけないと分かり、モンゴル国立大学へ入り秘書の勉強をしました。卒業後ウランバートル市銀行で通訳として働く。

②  結婚と来日

2000年に知人の紹介が縁で、日本人の佐々木勲氏(現在の主人)と3年間交際した後日本の長野県飯田市へお嫁に来ました。

③  故郷の為にその1 「オルドスを支援する会」

2002年に、故郷の為に何かしたいという思いに賛同した仲間たちと、「内蒙古オルドスを支援する会」を作り、長野県飯田市を中心に東京・大阪・名古屋など各地でチャリティコンサートを開催し、その募金を使って2004年2月にモンゴル国アルハンガイ県の国立病院に中古医療機器を贈りました。また、故郷の内モンゴル自治区オトクチの病院に、医療機器購入の為の資金を援助しました。

④  故郷の為にその2 「学校へ行けない子供たちへの学費支援」

2003年8月から内モンゴルの、学校へ行けない子供達への学費支援を始め、現在まで約60名の子供達への支援をしました。(ひとり1万円があれば学費と1年間寮生活ができる)

⑤  故郷の為にその3 「植林活動」

2003年10月 内モンゴルの砂漠を緑にする会「草原の風」を立ち上げました。

2004年5月に「第1回内モンゴル植林ツアー」を企画しその後15年間に亘って毎年実施してきました。一人で何回も参加するツワモノもいました。述べ300人あまりが参加してくれました。

2006年には「NPO法人草原の風」へと組織変更し、「日中緑化交流基金」の助成金を頂きその後12年間に亘って植林ツアーを実施しました。

2007年からは、天台宗「一隅を照らす運動」が資金支援と植林に参加してくれるようになり、若いお坊さんや天台宗の関連学校の学生達が参加してくれました。

2011年6月に、日本への恩返しとして飯田人形劇場と塩尻市にて「震災支援チャリティコンサート」を開催し売上金全額を長野県栄村に寄付しました。

2019年で植林活動15年となり、植林活動を終了するこことなりました。